高圧技術とは?

亜臨界水、加圧熱水

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亜臨界水 Sub-critical water、加圧熱水 Hot-compressed water

亜臨界水は、水の臨界点より温度や圧力を少し緩和した領域で、条件を適度に選ぶことにより反応や分解の程度を調節することができます。
超臨界水と同じく温度や圧力でイオン積や電気伝導率が変動し、通常では起こり得ない反応が進みます。
この方法で、植物材料の選択分解や低分子化の分子量調整、有機無機素材の変性等が行われます。

引用:荒井康彦監修,超臨界流体の全て,2002

 

さらには、この亜臨界水条件下に酸素を導入することで有機物の酸化分解が可能となります。

事例)有機廃棄物の再資源化として、焼酎廃液や鶏糞などを水中で酸化分解して、水やガスを自然に戻す技術が知られています。